夜に見た太陽

そして、雪乃ちゃんに会いに行った。

早くしないと今の時間の休み時間が終わってしまうから…………


タタタタタタタタタタタタ

自然と俺の足が早足になっていた。
雪乃ちゃんに今すぐ会いたい。

やっと雪乃ちゃんのクラスに着いた。
雪乃ちゃんは、読書に夢中で俺に気付いてないようだ。


難しそうな本だなぁ〜



しかも分厚い

「あのぉどおしましたかぁ?」

女に甘くてうざい口調で言われた。
「なんでもねー」

雪乃ちゃんは、本に集中してる喋りかけたら悪いよね??
そぉ思い少しばかの気遣いをした。


「えーもぉ行くのぉ?」

「ごめんもーチャイムなるし」
と、手を振ってあの教室を出た。


キラキラする爽やかさを保ちながらも…

あー気持ち悪かった
鳥肌立ったし笑笑

けどそんな事は、言わない
特に雪乃ちゃんの前では言えねーな。

と、思いながら鼻で笑った。

チャイムが鳴った。
だけど俺は、教室とは間反対にある屋上の階段に上っていた。


たまには、さぼるのもいいと思ってな。

屋上の錆付いた重いドアを開けた。
そこには、今まで見たことのない空がぱぁってあって気持ちい風もすり抜けていくように吹く。



ドアの前で固まっていたら階段を上ってくる音がしたから何処かに隠れた。

バタン

開く音がした。

誰だろうと思ってコソと見たら

そこには、知ってる顔の人が……………

「………雪乃ちゃん………」


小さな声でコッソリ言ったのに雪乃ちゃんは急にキョロキョロし始め俺の方に向かって来る。


なんでこっちに来るんだ?
と、思いながら………




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