夜に見た太陽

「待ってろ」

こんな目で見つめられたら頷くしか出来ないじゃん。

コクリと、やっぱり頷いた。

ニヤリと、ゆうちゃんが笑った。
そして、ゆうちゃんが救急箱を持ってきた。

「足だして」

コクリと頷く

「いったー」

「当たり前だろ?」

と、言われ笑われた。

やっぱさぁ〜また、ゆうちゃんに会えて嬉しいよ。

絶対ゆうちゃんは、もう戻って来ない………分かってるけど今だけゆうちゃんの代わりになって。


ゆうちゃんは、やっぱ優しくて物凄くお人好し

昔からだよ。

昔の事を考えてると涙が出た。
ポロリと大粒の涙が………


ゆうちゃんが笑いながら上目使いしていたのを、直ぐに鋭い目をし………

「そんなに痛いのか?」


と、聞かれた。

うちは、突然の事で思わず頷いていた。

「じゃなんで………」

言葉を遮って言った。
「なんでもないから」

と、言った。


少し戸惑いながらも……

それからゆうちゃんは何も言わなかった。

優しいから詳しくは聞かないんだね?
ゆうちゃんの事でなのに笑笑


< 29 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop