夜に見た太陽


それから、何時間が過ぎたのだろう?

知らない内にうちは、ゆうちゃんの家のベットで眠りについていた。

いつの間にかうちには毛布がかけられていた。

「………ゆうちゃん?……」


リビングの方から光が見える。
ゆうちゃんまだ起きてるのかなぁ?

と、思いまた眠りについた。


その日夢を見た。
うちの大切なゆうちゃんからキスをされる夢

ゆうちゃんの唇は物凄く柔らかかった。

朝起きたらまだ自分の唇にはキスした感触が残っていた。

ただの夢なのに笑笑


うちは、リビングに向かった。

ゆうちゃんがソファーでまだ眠っている。

ブー
ブー


携帯が鳴っている。
画面を見ると………


そこに書かれている名前は……

お兄ちゃんだった。


お兄ちゃんとは、今話す気分じゃないから思わず切っていた。


「んんー出なくていーの?」

ビク

一瞬驚いた。

「いーんだよ……それより食べたいのない?」

咄嗟に笑顔をしたつもりなのに……

「じゃなんで泣いてんの?」

えっ?

「な、泣いてないよぉ〜」

まるきり分かる涙声



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