夜に見た太陽
「え?中山君?」
うちは、ゆうちゃんと話しをしていてこう言われた事が気づかなかった。
「雪乃ちゃん幼稚園の先生似合うと思うよ」
えっ?
「そ、そうかなぁ?」
少し照れ気味に言った。
コクとゆうちゃんが頷いた。
それから他愛の無い話しをしてゆうちゃんの高級マンションに向かった。
ガチャ
「はい。お姫様」
と、笑いながら部屋に入った。
「もー帰るね」
「えーもー帰るの?」
甘えた口調で言われたけどさすがに心配かけちゃうしね。
うんと言ってから家に向かって歩き出した。
暫くして…………やっと自分の家に着いた。
ガチャ
「スーた、ただいま」
「おー」
「お、お兄ちゃん……」
な、なんか気まずいよぉ〜
「お前何処に居たんだよ?心配したよ」
嘘ばっか
あの女とイチャイチャしてたくせにうちが居なくてよっしゃーって思ってた癖に
不意にお兄ちゃんの顔を見ると目の下に黒い隈が出来ていた。
ち、違う
徹夜してやるもんなの??
もーやだ
お兄ちゃん大っ嫌い