夜に見た太陽

「……の……ん……きの…ちゃん……雪乃ちゃん……」

と、大きくはっきりと聞き慣れた声が聞こえてきた。

「ゆうちゃんだぁ〜」

あれ?
うちおかしいよぉ〜

「あぁ〜」

何故かゆうちゃんが真剣な顔に‼︎

「ゆうちゃんな〜に?真面目な顔になっちゃてさぁ〜」

あれ?
本当うち

今おかしいよ

てか、なんでうちがベッドに寝てるの?
そんな事は別にいーや

「病院行こうか」

「え〜なんで〜」

病院?
なんで?
うちこんな元気なのに??

ゆうちゃんがうちの手を強く握って無理矢理行かそうとする。

そんなうちが拒んでいたらゆうちゃんが今まで優しかったゆうちゃんが怖い顔をして………


「お前のためを思って言ってんだ。」

お前?

雪乃ちゃんとも言ってくれなくなったゆうちゃんの頭は今何を思ってるの?

やっぱうちの事?
いじめ

本当は気付いてたの?

ガラガラ

ドアが開いた。
そこに居たのは…………


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