夜に見た太陽
やっぱゆうちゃんが好き……
今なら言える。
けど今言ったらこの関係が崩れるんじゃないか心配
だからこの言葉は、絶対ゆうちゃんには秘密
それから何分か過ぎ………
最初に沈黙を破ったのは、うちだった。
「もー平気だから帰ろ」
「本当に大丈夫か?」
ゆうちゃんがまるでお母さんのように心配そうにうちを見つめている。
うちは、コクリと頷いた。
「じゃ先玄関の方に行ってて俺雪乃ちゃんと自分の鞄取りに行ってくるから」
と、行って保健室を出てゆうちゃんと逆の方を歩き出した。
玄関に着きローファーと上履きを履き替えようとしたら………
何か白いルーズリーフに文字が書かれている紙が落ちた。
それを拾って読む事にした。
『お前のクラスの山田に嘘告すれ
P.S
告白しなかったらどーなるか分かってるよね〜N』
前見たことある丸文字の手紙
分かるこの人はNと言う人だ。
きっと………
だけどやだよ
山田に告白するなんて…………
一応真木の彼氏だし……
後が怖い……
「……………雪乃ちゃん……………」
「わっ」
びっくりして慌てて手に持ってたのを隠した。