夜に見た太陽
「……や………いやぁ〜……」
と、つい大声で叫んでしまった。
バン
イキナリ開かれたドア
「どうされましたか?」
と、言い乗務員らしい人がイキナリお兄ちゃんをグーで殴った。
「………って〜」
お兄ちゃんが痛そうに顔をしかめてる。
そしてその乗務員らしい人が深く帽子をかぶっていた帽子を投げ捨てた。
「ゆうちゃん」
その乗務員らしい人の正体はゆうちゃんだったのだ。
「雪乃ちゃんが嫌がっているでしょ?お兄さん」
「…………」
何故かお兄ちゃんがそっぽを向いた。
それから変な事を口走った。
「………俺だけの雪乃で居て欲しいんだよぉ〜それを実感して〜んだよ」
「あのお兄さんこれは、余計な事かもしれませんが雪乃ちゃんはいつか独立していつか結婚をします。そしたらお兄さんは入りません。そろそろお兄さんも雪乃ちゃんから独立して下さい」
そして、ゆうちゃんに手を引かれ急いで109号室の外に出た。
廊下にて………
「あのさぁ〜………」
少し何故か照れている。
「早くんーと………ボタン………」
「ボタン?」
と、言い急に恥ずかしくなり下を向いた。
だって制服の上のボタンが取れていて、胸が見える。
ゆうちゃんに…………見られた。