夜に見た太陽
side優雅


雪乃ちゃんの下駄箱にある紙を見て、誰がこんな事をしているか分かった。


俺のクラスの奴って事が分かったから下駄箱に手紙をいれといた、そいつに

体育館裏に待ち合わせだ。
「ごめんねぇ〜待ったぁ〜?」

甘ったるい香水をしてるお人形さんみたいなやつ。

七瀬薫だ。
転校生だ。

俺は、そいつに少女漫画によくありそうな壁ドンと言う奴を演った。

「七瀬だよな?」
と、言った。

「何がぁ〜?」
「Nって………」

ビクンと、肩を震わせた七瀬

「やっぱりな、辞めろよな」

そう言った瞬間抱き締められた。
壁ぎゅーと言う奴だ。

「私、前も言ったけど中山君が好きなの。中山君見てたら何となくあの人が好きなのかぁ〜って思ってちょっとイジメたくなったのぉ〜」

泣いてるのか?
てかちょっとってなんだよ

「七瀬に取っては、ちょっとかもしんねーでも雪乃ちゃんは、物凄く傷付いてんの。自覚しろよ」

つい、突き放してしまった。
七瀬は、ペタリと床に座り俺を見ながら………

「ごめん……なさい…ひっ……んっ」

泣いて謝ってるけどやっぱ許されねーわ
てかなんで俺に言ってんの?

「謝るんだったら雪乃ちゃんに言えよ」

と、言い自分の家に帰る為歩きだした。

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