夜に見た太陽

お腹空いてるんです。

「そこに置いてあるわよ」

そこには、食パンと目玉焼きが置いてあった。

「いただきます」

昨日までは、うちが起きるとまだ寝てたのに急にどーして?

時には、虐待をする親なのに

どーして?

ピンポーン

と、家のチャイムが家中に響きわたった。

「ごめん。雪乃出て」

「はーい」

覗き穴からは、ゆうちゃんが見える。
ガチャ

「ゆうちゃん………ちょっと待っててね」

バタバタバタ

牛乳を口の中に流し込み

「行ってきます」

と、お母さんに向け言った。

そしたら案の定
「行ってらっしゃい」

お母さんが返してきた。

前のお母さんはきっと返してくれなかっただろう。

「ごめん。お待たせ」

「…………」

何も言わずに抱きつかれた。

「充電…」

「 んもー」

と、言いながら嫌ではない

もーリア充最高〜♡♡

「もー行かないと間に合わないよ」

「んーいー匂い」

今顔赤いよ。
多分………

「嗅がないでよ。んもー……行くよ」

と、無理やり剥がした。

「待って」

ギュ



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