甘い甘い誘惑
2 甘いキャラメルの彼
店を出て、要さんは
私の手を何気なく手繋ぎ、歩く。


ふと、お店のガラスに映ったふたりを見る。


「こうやって見ると、本当のカップル
みたい。」


そんな事を思ってしまう。


そんな事を考えていると、


「かなめー。」

と、誰かの呼ぶ声がした。


ふたりで、振り向くと、要ぐらいの年の
女性が手を振っていた。
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