甘い甘い誘惑
週明けの月曜日、学校での昼休み、友香が

「優里、あんた、元気ないね。」

と言われ、要から連絡がないことを話す。


「私、きっと遊ばれていたんだね。
あんなにかっこいい人が本気な訳ないよね
…。」

「あんたから、電話した?」

「…、いや…、してない、したことない。」

「何かあったかもしれないから、

学校終わったら、電話したら。」

「そうしてみる。」

と言ってみたものの、私から電話をした事が
なかったので、どうかけたらいいのか、
色々考え、昼からの授業は、
頭に入らなかった。
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