甘い甘い誘惑
エレベーターで5階まで行き、
部屋へ向かおうとすると、要の部屋の
ドアが開く。


中から、知らない女性が出てきた。


20代前半くらいの、
背の高いロングヘアの美人。


『モデルみたな、綺麗な人…。
要とお似合いだ。』


そう考えてながら、泣きそうになった。


『やっぱ、本命いたんだ…。』


その場から逃げるように走り去った。


途中にあった、公共のごみ箱に
さっき買ったばかりのをコンビニの袋ごと、
投げるように捨てた。


家に急いで帰り、自分の部屋に駆け込む。


『何で、来ないんだ?』

メールがきたけど、着信拒否にした。
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