一途な彼は俺様モンスター
!
真剣な面持ちで話す、真由子さんと楓雅さん。
私は倒れているモンスターに再び目をやり、
もし空翔さんがいなかったことを考えると…怖くて怖くてたまらなくなった。
私を狙うモンスターがいるなんて…
今までちゃんとそのことに、向き合って考えてなかったかも…
お兄ちゃんのフリをしていたあのモンスターのことがあった後、空翔さんに言われた。
私の血を狙うモンスターは、たくさんいるから気を付けろって…
それは、このことだったんだ。
襲われてから、改めて気づかされるなんて…
私、浮かれすぎてる証拠だよ。
空翔さんたちと出会って、楽しいことがたくさんあるからって…
自分に流れてる特殊な血液のことなんか、半分忘れてた…
私はまず第一に、自分の血のことを考えなきゃいけない。
この血を狙ってくるモンスターは、他にも大勢いるはずだから…
だから、空翔さんたちだって…私を守るために一緒にいてくれるんだもん…
でも…
そう考えると、自分に流れている血が少し妬ましいかも…
私だって…
何も考えないで、普通に暮らしたい…
高校生らしくいたいし、
遊びたいし、
それに…
この血が流れている限り、恋愛だって自由にはできないのか…
私のこと、ちゃんとわかってくれてて…
悪いモンスターから守ってくれる…
そんな人いるのかな…
!
その時、空翔さんとバチっと目があった。
カァァァ…
なんで気づかなかったんだろう…
私のそばには…いつも空翔さんがいる…
強くて、
私を敵から守ってくれる…
最強のモンスター…
もし恋をするとしたら…
私には・・・
この人しかいない…の…?
真剣な面持ちで話す、真由子さんと楓雅さん。
私は倒れているモンスターに再び目をやり、
もし空翔さんがいなかったことを考えると…怖くて怖くてたまらなくなった。
私を狙うモンスターがいるなんて…
今までちゃんとそのことに、向き合って考えてなかったかも…
お兄ちゃんのフリをしていたあのモンスターのことがあった後、空翔さんに言われた。
私の血を狙うモンスターは、たくさんいるから気を付けろって…
それは、このことだったんだ。
襲われてから、改めて気づかされるなんて…
私、浮かれすぎてる証拠だよ。
空翔さんたちと出会って、楽しいことがたくさんあるからって…
自分に流れてる特殊な血液のことなんか、半分忘れてた…
私はまず第一に、自分の血のことを考えなきゃいけない。
この血を狙ってくるモンスターは、他にも大勢いるはずだから…
だから、空翔さんたちだって…私を守るために一緒にいてくれるんだもん…
でも…
そう考えると、自分に流れている血が少し妬ましいかも…
私だって…
何も考えないで、普通に暮らしたい…
高校生らしくいたいし、
遊びたいし、
それに…
この血が流れている限り、恋愛だって自由にはできないのか…
私のこと、ちゃんとわかってくれてて…
悪いモンスターから守ってくれる…
そんな人いるのかな…
!
その時、空翔さんとバチっと目があった。
カァァァ…
なんで気づかなかったんだろう…
私のそばには…いつも空翔さんがいる…
強くて、
私を敵から守ってくれる…
最強のモンスター…
もし恋をするとしたら…
私には・・・
この人しかいない…の…?