一途な彼は俺様モンスター
追突
再び再会
つぎの日
トントン
ジュー…
私は早起きをして、朝からキッチンに立っていた。
じーーーーー
ん?
じーーーーー
???
どこからか感じる視線。
コンロの火を消して、ふと後ろを振り返ると…
「わっ!」
「…何事だ。こんな朝っぱらから」
廊下から寝起きの空翔さんが、私を迷惑そうに覗き込んでいた。
「び、ビックリした…驚かせないでください!」
「お前こそ、どんだけ早起きなんだよ。物音で起きた…」
「え、ごめんなさい!静かにやってたつもりだったんですけど…」
「…嘘。モンスターは人間より耳が優れてるから、ちょっとした物音でも聞こえるだけ…コーヒーもらえる?」
「はい!」
私はお湯を沸かし、棚からコーヒーカップを出した。
空翔さんはその間に、玄関に新聞を取りに行き、戻ってくると私の横で新聞を読み始めた。
「どうぞ」
「さんきゅ」
寝起きの空翔さんは、ちょっと色っぽくていつもよりもっとドキドキした。
「…で?なんで今日はこんな早起きなの?」
「!」
新聞を片手にコーヒーを飲みながら、私に聞く空翔さん。
「今日は…その…お弁当を作ろうと思って…」
「弁当?」
新聞から目を離し、キッチンの周りに目をやる空翔さん。
そう。
私が早起きをした理由は、お弁当をつくるためだった。
空翔さんに、私の気持ちを少しずつ伝えていけたらいいと思って…
私たちが想い合っているなら、別に告白しようとか…そういうんじゃなくて…
自然に、お互いの気持ちを分かり合えればいいかなって…
トントン
ジュー…
私は早起きをして、朝からキッチンに立っていた。
じーーーーー
ん?
じーーーーー
???
どこからか感じる視線。
コンロの火を消して、ふと後ろを振り返ると…
「わっ!」
「…何事だ。こんな朝っぱらから」
廊下から寝起きの空翔さんが、私を迷惑そうに覗き込んでいた。
「び、ビックリした…驚かせないでください!」
「お前こそ、どんだけ早起きなんだよ。物音で起きた…」
「え、ごめんなさい!静かにやってたつもりだったんですけど…」
「…嘘。モンスターは人間より耳が優れてるから、ちょっとした物音でも聞こえるだけ…コーヒーもらえる?」
「はい!」
私はお湯を沸かし、棚からコーヒーカップを出した。
空翔さんはその間に、玄関に新聞を取りに行き、戻ってくると私の横で新聞を読み始めた。
「どうぞ」
「さんきゅ」
寝起きの空翔さんは、ちょっと色っぽくていつもよりもっとドキドキした。
「…で?なんで今日はこんな早起きなの?」
「!」
新聞を片手にコーヒーを飲みながら、私に聞く空翔さん。
「今日は…その…お弁当を作ろうと思って…」
「弁当?」
新聞から目を離し、キッチンの周りに目をやる空翔さん。
そう。
私が早起きをした理由は、お弁当をつくるためだった。
空翔さんに、私の気持ちを少しずつ伝えていけたらいいと思って…
私たちが想い合っているなら、別に告白しようとか…そういうんじゃなくて…
自然に、お互いの気持ちを分かり合えればいいかなって…