一途な彼は俺様モンスター
私の声は、家中に響き渡った。






「アハハハ♪朝からパートナーに悲鳴あげられるなんて、空翔もやるじゃん」

「私何事かと思って、飛び起きたわよ(笑)」


ケラケラと笑う、楓雅さんと真由子さん。



さっきの私の悲鳴でみんな飛び起きてしまい、今はリビングに集まって、コーヒーを飲んでいる。




「人を変態扱いしやがって…」


私の隣で、ムスッとしながらコーヒーを飲む空翔さん。




「だ、だって…いきなりあんなことするから!」

「俺なりの冗談だったのに…」

「冗談て(汗)そ、そもそも一緒のベットに寝てるなんてオカシイですよっ」

「パートナーなんだからいいだろ」

「そういう問題じゃありません!」

「お前が大声あげたせいで、バネは部屋に突進してくるし、睡眠時間は削られるしよ…」


ブツブツと文句を言う、空翔さん。





「ボクはてっきり、空翔様と浅海様の身になにかあったのかと思って…」
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