一途な彼は俺様モンスター
「そんなことないですよ。2人お似合いだし、羨ましいです」

「ありがと(汗)浅海ちゃんが来てくれて、私マジで嬉しい!だって、こんなこと話せるの浅海ちゃんしかいないでしょ?(笑)」

「あ、そっか!」


私は一応、空翔さんのヴァンパイアなんだもんね。





「楓雅と知り合ってから、なんとなく友達とも距離つくっちゃって…今じゃほとんど絶縁。楓雅さえいればいいって思ってたけど、やっぱり寂しくて。でも浅海ちゃんが来てくれて、良かった♪話し合いそうだし、これからよろしくね!」

「………こちらこそ、よろしくお願いしますっ」


これって、友達が出来たってことだよね…?


嬉しい…!

初めて、友達が出来た。




「私の専門は内科。まだ研修生だけど〜ちなみに、年齢は23歳よ!浅海ちゃんより年上だけど、仲良くしてね(汗)あ、あと敬語も使わなくていいからね〜」

「あ、はい……じゃないや、うん!」

「フフ、よろしく!で、本題なんだけど…ちょっとこれ見てくれる?」





古くて分厚い本をペラペラとめくり、あるページを開いて私に見せてくる真由子さん。
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