一途な彼は俺様モンスター
心の中で、そうツッコミを入れた。






ジーーーーー

パンパン…


その夜

届いた新品の布団に、買ったばかりのカバーをつけた。

カバーのチャックを閉じて、軽く布団を叩いてみる…


あれから、空翔さんとスーパーで買い物して帰宅。

ちょうも、真由子さんたちも帰ってきたから、すぐ夕飯にした。


空翔さんのリクエストは、すき焼き。

すき焼きは野菜とか切って、あとは鍋でみんなで食べるだけだから、私が作ったことにはなかったけど…(汗)

みんなすごく喜んでくれて、バネちゃんはご飯を3杯も食べてくれた。



コンコン




すると、部屋のドアをノックする音が…



「はい?」


ドアに向かって返事をすると…




ガチャ


「…空翔さん?」


一瞬ドアから顔を出したあと、すぐに部屋に入って来る空翔さん。そして…





ヒョイ




「きゃ!」



空翔さんは、床に座って布団カバーを付けていた私を軽々と持ち上げ、

部屋の電気を消して、部屋から出ていく。



「ちょ、空翔さん!?」

「・・・・」


私が呼んでも、何も言わない空翔さん。




な、なに!?

今度は、私何されんの?



不安に思っていると…





ガチャ…


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