一途な彼は俺様モンスター
空翔さんが部屋から出て行って、しばらくしたあと…私は電気を消して、ベットの上に横になった。



眠れない…(汗)

今日は早起きだったし、出かけたりしたから、疲れてはいるはずなんだけど…

なんか、ドキドキして眠れないな…


あんなふうに、友達とお昼食べたりするのも初めてだったし…

人の家のキッチンで、お料理するのも初めてだし…

こんなふうに、男の人のベットを借りて眠るのも…初めて……



空翔さんのベットの布団を、手でスリスリと触る。



気持ちいい素材の布団…

きっと、高いんだろうなぁ…


部屋の家具とかも、全部おしゃれで高そう…

てゆうか、そもそもこの家がすごいもんね(汗)

すごいきれいで、広いマンション…

きっと、まだ新築?

セキュリティも、しっかりしてるし…



ね、眠れない!



私はガバッと起き上がり、タオルケットに包まって、そっと部屋を出た…




喉乾いたし、麦茶でも飲もう…

…空翔さんは、寝たかな?



足音を立てずに、リビングをそっと覗き込むと、真っ暗でしーんと静まり返っていた。



やっぱり、空翔さん寝てる…?
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