一途な彼は俺様モンスター
その言い方かわいいけど…

本当に大丈夫かなぁ…心配だよ。




「お前の血を狙ってるやつが、他にもいるかもしれねえんだぞ。常に、俺から離れるな。俺が仕事の時は、仕事についてこい」

「……………はい」


逆らうと怒られそう…

だから、従うしかないかも。









がやがや


「きゃー!今日も空翔さんカッコいい♪」

「私、空翔さんがいるからこのジムにしたのよー」

「私もー♪空翔さんのためなら、高い月謝でも喜んで払う~」


…すごい、人気(汗)

空翔さん、めちゃめちゃモテモテ。



言われた通り、私は空翔さんのジムにやってきた。

そして空翔さんのクラスに入り、更衣室でスポーツウエアに着替えていた。

周りにいる奥様方は、みんな空翔さんのことを話していた。




「あ、もうすぐ時間よ」

「やっと空翔さんに会える」




更衣室にいる女性たちは、みんなキャッキャと騒ぎながら、更衣室から出ていく。

ロッカーの鍵を閉めて、私も更衣室を後にした。






「今日香水変えたの~空翔さん、気づいてもらえるかしら?」

「汗の臭いとか、気になるもんねー」


クラスの部屋に行くと、また女性たちの会話は空翔さんのこと。




さっき更衣室にいなかった人も、みんな空翔さんの話してる…

空翔さんて、すごい…



ガチャ



「おはようございます」




パチパチパチパチ…









空翔さんが部屋に入って来ると、それだけで拍手が…!




「では、まずストレッチから…みなさん、並んでください」

「「はーい!!」」


みんなの目がハート(汗)

無理もないか。



だって…



ちらっと、空翔さんを見ると…

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