一途な彼は俺様モンスター
「お疲れ様デス、空翔様!」

「ああ」


バネちゃんは、空翔さんに近づいた。





「暑…」

「今タオル持ってきますネ」


バスルームに入っていく、バネちゃん。



っ!


着ているスポーツウェアを脱ぎ、上半身裸になる空翔さん。

一瞬空翔さんと目が合い、思いっきりそらして、食べかけのおにぎりを食べる。




私は何も見てません…

何も見てません…(汗)





「空翔さーん!タオルでーす!」


バネちゃんが、タオルを持ってバスルームから出て来る。





「ありがとう。バネ、悪いけどコーラ買ってきてくれないか」

「了解デース♪」


えっ(汗)



空翔さんにタオルを渡すと、バネちゃんは勢いよく部屋から出ていった。





急に、部屋には私と空翔さんだけになる…





う…

どうしよう…


ここは話しかけるべきかな…

まあ、挨拶くらいは…






「空翔さん、お疲れさま…うわっ」


空翔さんの方を見ようと、体を横に向けると…

急に空翔さんのどアップが、顔の前に…!




「きゅ、急に…」

「血くれ」

「えっ…今!?」

「そう」


っ!





ガタン






急に押し倒され、空翔さんに覆い被される。


空翔さんの上半身が、私の体にぴたりとくっつく。

汗ばんだその裸が、なんだか色っぽくてくらくらしてしまう程…






「きゃ…」
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