一途な彼は俺様モンスター
そんなことを考えながら、Tシャツを脱ぐ。

私の格好は、ブラジャーと短パンだけになる…





コンコン



っ!

すると、私のいるトイレのドアがノックされた。

私は小さい声で、返事をする。




「は、はい…?」

「もう着替えた?」





空翔さんの声!





「いえ…これからです…」

「ジュースこぼれたなら、お前もシャワー浴びれば?」

「えっ、あ…えっと…」


胸元を触ると、多少ベタベタする。


これじゃあ、乾いたタオルで拭いただけじゃ意味ないかも…





「じゃあ…空翔さんのあとに入ります…」

「一緒に入る?」



なにぃ!?////





「入りませんよっ///」


私はドアに向かって、大声で言った。





「ハハハハ…」


空翔さんの笑い声が聞こえてくる。




からかわれてる…

完全にからかわれてる、私…?









夕方



「ただいま帰りました~」


空翔さんたちの仕事の終わり、私も一緒に帰宅。

最初にバネちゃんが家に入り、観たいテレビがあるらしく、リビングに直行する。





「おかえりーお疲れ様♪」


自分の部屋から真由子さんが出てきて、私たちを出迎えてくれる。




「あれ?お前早いな」

「うん。今日は早く帰れたの~あ、そうだ!浅海ちゃんに荷物届いてたよ~」



楓雅さんと話していた真由子さんが、思い出したように言う。




「…荷物?」

「そう!ベットとテーブル!1日早いけど…って業者の人言ってたわよ。よくわかんないけど、浅海ちゃんの部屋に運んでもらったから~」

「ありがとうございます!」


私は、早速自分の部屋に行く。
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