一途な彼は俺様モンスター
男は私に近づき、そして…




「明日また来るから」



っ!?


そう言って男は、私の首筋にキスをした。


声を出すことも、暴れることも、なぜか出来なかった…




「おやすみ…」

「・・・・」


そして男は、私のおでこに手を当てた。

私は急に眠りに襲われ、そのまま深い眠りついた…



さっきの怖い夢に比べ、今度はとても心地良い夢だった…

おかげでぐっすり眠れて、こんなに眠れたのは久しぶりだった。






コンコン




コンコンコン



「………ん?」



ドアをノックする音で、私は眠りから目覚めた。

目をあけると…私はベットの上で、タオルケットをかぶっていた。



あれ…

昨日あれから、どうやってベットに…?




コンコン


「浅海?入るぞ」





お兄ちゃんが、部屋に入ってくる。





「お兄ちゃん…」

「どうした?11時を過ぎても起きてこないから、心配したよ」

「え…」
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