一途な彼は俺様モンスター
「とりあえずビールが飲みたい!」

「海来て即ビールかよ、いいけど…」

「ボクかき氷!」


海の家に入っていく、真由子さんたち…





真由子さん、もう水着着てた…

いつ見てもスタイルいいな~


それに比べて私は…





「…パラソルつけてる間に、準備しとけよ」

「!」


すると空翔さんが、海の家から借りたらしきスコップで砂浜を堀り始めた。



空翔さんも水着になってる…

引き締まった体に、所々汗がにじんで…カッコイイな。


なんともいえない、色気があるよ…




私も…水着にならないとな…

暑いし…


着ていたワンピースに手をかけた時…





じーーーー…










空翔さんからの視線が突き刺さる。



う…

脱ぎづらい…




「更衣室行ってきますっ」

「おい」

「え…」

「ひとりになるな。更衣室行くなら、真由子誘って行け」

「…」



そっか…



えっと…真由子さん…は・・・





「キャッハハハ♪なにそれ~あ、お兄さん!焼きそばひとつね!」
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