金恋~カネコイ~
そこに居たのは
俺とおない年?ぐらいの
ちっちぇ女。
「ちっちゃ。」
思わず口から出てしまった。
女がこっちを
睨んでいるのが見える。
目を逸らす。
「おじい様ッ!
その男は何者ですの!?」
「春やよ。
優馬のせがれじゃっ。」
「秋って言ってるだろ。
じじい、いい加減覚えろよ。」
「じじいですって!?
おじい様になんて事言うのッ!?」
「まぁまあ、よいではないか。」
ホオーホォッ
じじいは楽しそうに笑う。