金恋~カネコイ~
「チュー♪」
ンあ?
そのとき、足元をねずみが通った。
・・・あぁ。
なるほどな?
もしかして・・・
チュゥチューってコイツのことか?
「キャァッァあー!
チュゥチューが出たぁッ!
秋くぅん、怖いよぉ~。」
夢子がまた、しがみついた。
・・・やっぱな。
“ねずみ=チュゥチュー”
というわけだ。
「しっし。」
ねずみに向かって
手をあっち行け!という風に振ってみた。
「チュー♪」
ねずみは
わかったよ♪とでも言うように
逃げていった。