金恋~カネコイ~
人生まだまだだと思ってた。
結婚なんて
まー適当にして
親父の会社継いで・・・
それで歳を取っていくもンだって思ってた。
―――なのにだッ!
いきなり倒産。
いきなり結婚。
―――やってらんねっぇぇええええ!
倒産はいいとして、
結婚なんか絶対にしねぇからな!
・・・・・・・・・・・・
「秋くぅん♡
お背中流しますわよッ♡ 」
「ハァ!?」
見るとそこには夢子が居た。
背中流すだと!?
こんな狭いドラム缶の中でかッ!?
・・・ってそこじゃない!
来んな!来るんじゃねぇぇェェェッ!
「秋くぅん~♡ 」
・・・周りには10人もの夢子。
俺の周りに群がって、手を伸ばしてきた。