金恋~カネコイ~

「何、顔赤くなってんだよ?」

「赤くなんてなってませんわ!」


「まー、そんなことどーでも
いいんだけどさ?
ねずみって聞くだけで熱出るとかすげーな。」

「ねッ・・・」

頭がクラクラしてきましたわ・・・。
体がふらつく。

「おいッ!
また、倒れるのはごめんだぞ!」

見事、腕に包まれ初めての抱擁。


ザクッ♪

そのとき、私はこの目でしっかりと見ましたわ。
天使が、私の胸に向かって
♡がついた矢を放ち・・・・・・・・・
ウィンクしましたの!

・・・その瞬間。
目の前はピンク色に染まりました。

矢は見事、意中を突き・・・
私はこの生意気な男に恋愛感情♡をもっていることに気づかされたのです。



   =夢子side END=










< 52 / 67 >

この作品をシェア

pagetop