金恋~カネコイ~
「嫌」
「えッ!?
なんでですの?」
「俺、テーマパークとか苦手だし?」
「あ、そうですの?
じゃあ・・・多田ッ!」
※多田とは夢子の身の回りの世話役のお名前
「はい、お嬢様。」
多田さんが夢子に渡したモノ。
それは・・・携帯。
ん?なにすんだ?
なにやら電話をかけ始めた。
「涼さ・・・き・・・私・・・す。」
ブツブツと誰かと話している。
ってコイツ、携帯使えたんだな。ハハッ(苦笑
ピッ。
「あの・・・秋さま・・・
テーマパークが無理でしたら、
私の別荘に行きましょう?」