愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「もう大丈夫だ。何も心配いらない。瑠璃は俺の事だけ考えてればいい」

 誉がそう囁いて私の頭を撫でる。

「何、その俺様発言」

 彼の腕の中で、私は高倉に触られた感触を忘れた。

「とりあえず、今夜俺にどう愛されるか考えたら?そしたら悪夢も見ずに済む」

「このエロ悪魔!あんたが一番悩みの種よ」

「そんだけ俺の事で頭いっぱいって事だろ?俺には愛の告白に聞こえるよ。瑠璃は天の邪鬼だから」

 誉が勝ち誇ったように笑う。

 誰か、ホッチキス持って来て下さい!

 こいつの口閉じてやる!

 
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