愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
11、誰か悪魔退治しませんか?
「西島さん、この書類に判子お願いします」
「ああ」
私が書類を出すと、西島さんはしていた仕事を一旦止めて書類に目を通した。
この西島誠二という人は、かなりの生真面目人間だ。
自分が判をつく書類は例えどんなに内輪の書類であっても隅から隅まで目を通す。
それが、弁護士という職業故なのだろうか。
今までの上司は、西島さんと比べるとかなりいい加減で私に変わりに判を押すよう頼んだりしてきた。
彼は私に判子は絶対触らせない。
それが本来の上司のあるべき姿なのかもしれない。
例え秘書と言えども、上司の管轄に手を出してはいけないのだ。
「俺の顔に何か?」
「いいえ、すみません。ちょっと考え事してて」
いつの間にか西島さんの顔をじっと見ていたらしい。
「ああ」
私が書類を出すと、西島さんはしていた仕事を一旦止めて書類に目を通した。
この西島誠二という人は、かなりの生真面目人間だ。
自分が判をつく書類は例えどんなに内輪の書類であっても隅から隅まで目を通す。
それが、弁護士という職業故なのだろうか。
今までの上司は、西島さんと比べるとかなりいい加減で私に変わりに判を押すよう頼んだりしてきた。
彼は私に判子は絶対触らせない。
それが本来の上司のあるべき姿なのかもしれない。
例え秘書と言えども、上司の管轄に手を出してはいけないのだ。
「俺の顔に何か?」
「いいえ、すみません。ちょっと考え事してて」
いつの間にか西島さんの顔をじっと見ていたらしい。