愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「だから、金持ちだけど離婚歴があってギャンブル好きな男を西園寺に紹介して、すぐに結婚する事になった。まあ、来年すぐに離婚するだろうけど」
通りで昨日誉れが一緒に帰らなかったわけだ。
ちょっと野暮用があると言って、片山くんと一ノ瀬くんに私を送らせたのだ。
「・・・昨日帰りが遅いと思ったらそんなことしてたの?あんた敵に回すと怖い。西園寺さんに恨まれるわよ」
「離婚したとしても慰謝料がっぽり貰えるんだ。感謝して欲しいくらいだけど」
「西園寺さんは貪欲な女だけど、戸籍にバツがつくのはプライドが許さないんじゃ」
常に女王さまであり続けたいお局が、そんな汚点に目をつぶれる?
「ああいう女は最後は金に負けるんだ」
誉は冷ややかに言う。
「まあ当たってるな」
西島さんが誉の言葉に腕を組みながら頷いた。
通りで昨日誉れが一緒に帰らなかったわけだ。
ちょっと野暮用があると言って、片山くんと一ノ瀬くんに私を送らせたのだ。
「・・・昨日帰りが遅いと思ったらそんなことしてたの?あんた敵に回すと怖い。西園寺さんに恨まれるわよ」
「離婚したとしても慰謝料がっぽり貰えるんだ。感謝して欲しいくらいだけど」
「西園寺さんは貪欲な女だけど、戸籍にバツがつくのはプライドが許さないんじゃ」
常に女王さまであり続けたいお局が、そんな汚点に目をつぶれる?
「ああいう女は最後は金に負けるんだ」
誉は冷ややかに言う。
「まあ当たってるな」
西島さんが誉の言葉に腕を組みながら頷いた。