愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「この可愛い口俺の口で塞ぐよ。悪い子にはお仕置きしないとね」

「・・・・」

 誉の目が怖くて貝のように口をつぐむ。 

「もう遅いよ」

 誉は勝ち誇ったように微笑すると、私の唇を激しく奪った。

 これでもかというくらい貪られ、私の息が上がってくると、彼は私の耳朶を甘噛みし悪びれずに耳元で囁いた。

「ずっとお預け食らってたんだ、この位我慢してね」
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