愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「口で言うのは簡単だよね」

 こんなこと言う自分自身も醜いってのはわかってる。

 でも、不安で堪らない。

 そんな私を見て、誉が深い溜め息をつく。
 
「馬鹿、瑠璃。だったら証明してやる」

 ずっと我慢してたのに、本気にさせたお前が悪い。

 誉が急に表情を変えた。

 野生のオスの顔だ。

 誉は突然私のパジャマを脱がして、ブラも簡単に外した。
 上半身裸の私が彼の目に晒される。

 手で胸を隠そうとすると、誉に両手を掴まれ上に挙げられた。

「誉・・・?何するの!」

 いつもの誉じゃなかった。

「これからお前がそんな口聞けないくらい愛でるんだから隠すな。でも、嫌って言うなら今のうちだ。もう自分でも止められなくなるから」 
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