愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「わしは早瀬の娘は認めんぞ」
「もう子供じゃないんだ。あなたの許可はいりませんよ。有栖川を継がせたいのなら、あの馬鹿な専務がいるでしょう?俺は継ぐ気はありませんよ。あなたにとっては異端ですしね」
「お前はわしにどうこう言える立場か!」
「頭冷やして下さい。その言葉、そっくりそのままあなたにお返ししますよ。有栖川の上なんていくらでもいます。天狗にならないで下さい」
「わしに逆らうと言うのか?」
「もう、あなたとこれ以上話しても無駄でしょう。お帰り下さい。ここは、機密情報を扱ってますからね。会長と言えども、入れる訳にはいきませんよ」
誉が会長の杖を離すと、会長は再び杖を振り上げて誉の肩を叩いた。
バンっとかなりの音がした。
誉が叩かれた瞬間、思わず目を閉じる。
「誉!」
「もう子供じゃないんだ。あなたの許可はいりませんよ。有栖川を継がせたいのなら、あの馬鹿な専務がいるでしょう?俺は継ぐ気はありませんよ。あなたにとっては異端ですしね」
「お前はわしにどうこう言える立場か!」
「頭冷やして下さい。その言葉、そっくりそのままあなたにお返ししますよ。有栖川の上なんていくらでもいます。天狗にならないで下さい」
「わしに逆らうと言うのか?」
「もう、あなたとこれ以上話しても無駄でしょう。お帰り下さい。ここは、機密情報を扱ってますからね。会長と言えども、入れる訳にはいきませんよ」
誉が会長の杖を離すと、会長は再び杖を振り上げて誉の肩を叩いた。
バンっとかなりの音がした。
誉が叩かれた瞬間、思わず目を閉じる。
「誉!」