大っ嫌いなアイツに恋をした。



宮村は、まあ、頑張れよ
と言い残して帰って行った。



良い噂きかない……か。


それなら橘だって良い噂聞かないよね。


女の子弄んでるっぽいし。


でも……橘なら遊ばれてもいいって感じなのかな……


さっきの寄り添って歩いて行く二人が脳裏に浮かぶ。



『好きなの?悠月のこと?」



あ〜やめやめ!!


「あんなヤツありえないんだから!」




そう放った言葉は夜の空に消えて行った。






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