大っ嫌いなアイツに恋をした。
◆甘い遊園地デート?
ピンポーン──ピンポーン
夏休みに入ってもう何週間が経過。
あたしはお昼に起きるスタイルが定着していた。
ピンポーン───
何だ……まだ9時じゃない。
さっきからインターホンがうるさくて寝れやしないよ。
やがてインターホンの音がなくなると玄関先から何やら声がして。
何だろ……宅配かな?
お父さん今日は会社休みだし受け取ってくれるよね。
もう一度眠りにつこうと布団をかぶると……
トントンと階段をのほる音がして
突然部屋の扉が開いた。
「いつまで寝てんだ寝坊助」