大っ嫌いなアイツに恋をした。
どうしよ…!
面倒なことになるよ〜
そして、何も言えないまま家の前まで来てしまった。
しかし、家の明かりはついておらずお父さんはまだ帰って来ていないみたい!
「あの隣の柔道場、お前ん家の?」
ホッとしていたそのとき、橘が家の隣にある柔道場を指して言った。
「あ、うん……」
すると、橘はフッと笑った。
「そりゃ、強くなるわけだわ。まあ、俺には及ばねぇけどな」
「…っ、だから言ったでしょあのときはみんながいたから……っ」
橘に言い返そうとしたとき、プーっと言う音がなりライトがあたし達を照らした。
そして、一台の車が家の前に止まる。
まさか……!
「美優〜帰ってたのか!お父さん心配したんだぞ〜美優〜」
急いで車から出てきたのは紛れもなくお父さん。
出てくるなりあたしを力強く抱きしめた。
うっ……苦しい