ピッキング・カルテット
テーブルのうえに紙袋の中身が並べられる。
おにぎり、サンドイッチ、弁当、コンビニスイーツ、スナック菓子…食べ物だけでもかなりの量である。
コーヒー、牛乳、紅茶、お茶、ジュース…メーカーまで分けられているから、テーブルはあっと言う間に埋まってしまった。
「あの…遭難でもするんですか?」
そう聞いた桑田に、
「そうなんです」
本山がオヤジギャクで返した。
瑛太と桑田は理解に苦しむしか他がなかった。
「あれ、ナナコちゃんは?」
荒畑が夏々子の存在に気づいた。
「ああ…」
瑛太は桑田に視線を向けた。
――俺が言うのかよ!?
――ヤスくん、なっちゃんに電話してたでしょ!
桑田は負けたと言うように息を吐くと、
「昨日の夜から彼女と連絡がつかないんです」
荒畑に言った。
おにぎり、サンドイッチ、弁当、コンビニスイーツ、スナック菓子…食べ物だけでもかなりの量である。
コーヒー、牛乳、紅茶、お茶、ジュース…メーカーまで分けられているから、テーブルはあっと言う間に埋まってしまった。
「あの…遭難でもするんですか?」
そう聞いた桑田に、
「そうなんです」
本山がオヤジギャクで返した。
瑛太と桑田は理解に苦しむしか他がなかった。
「あれ、ナナコちゃんは?」
荒畑が夏々子の存在に気づいた。
「ああ…」
瑛太は桑田に視線を向けた。
――俺が言うのかよ!?
――ヤスくん、なっちゃんに電話してたでしょ!
桑田は負けたと言うように息を吐くと、
「昨日の夜から彼女と連絡がつかないんです」
荒畑に言った。