ピッキング・カルテット
その日の夜は“景気づけ”と称して『福禄寿』で飲もうと言うことになった。
みんなで『福禄寿』に入ると、
「よお、玉井くん!」
あまりにも陽気過ぎる声に、宗助はずっこけそうになった。
「あ、荒畑さん!?」
宗助はカウンターでビールを飲んでいる荒畑に声をかけた。
彼を挟むように、両サイドには徳重と本山がいる。
顔が赤いところを見ると、自分たちがくるまでに飲んでいたと言うことだろう。
「な、何でここにいるんですか!?」
そう聞いた宗助に、
「ここにくればでえてえ(だいたい)おめえさんがおるからや」
ワハハと、荒畑が笑いながら答えた。
「僕の行きつけが奪われて行く…」
嘆くように呟いた宗助に、
「まあ、いいじゃないですか。
みんなで飲んだ方が楽しいですよ」
桑田が励ますように言った。
みんなで『福禄寿』に入ると、
「よお、玉井くん!」
あまりにも陽気過ぎる声に、宗助はずっこけそうになった。
「あ、荒畑さん!?」
宗助はカウンターでビールを飲んでいる荒畑に声をかけた。
彼を挟むように、両サイドには徳重と本山がいる。
顔が赤いところを見ると、自分たちがくるまでに飲んでいたと言うことだろう。
「な、何でここにいるんですか!?」
そう聞いた宗助に、
「ここにくればでえてえ(だいたい)おめえさんがおるからや」
ワハハと、荒畑が笑いながら答えた。
「僕の行きつけが奪われて行く…」
嘆くように呟いた宗助に、
「まあ、いいじゃないですか。
みんなで飲んだ方が楽しいですよ」
桑田が励ますように言った。