ピッキング・カルテット
宗助は夏々子を見つめた。

「繋がっていたんだ」

「えっ…?」

そう言った宗助の言葉の意味がわからなかった。

「繋がっていたって、何が…?」

夏々子は宗助に聞いた。

「全ての出来事は繋がっていたんだ」

「繋がっていたって…ええっ!?」

驚いている夏々子に、
「今すぐ、瑛太とヤスもこの部屋に呼んできてくれないか?」

宗助は言った。

「わかった」

夏々子は首を縦に振ってうなずくと、部屋を飛び出した。

その間、宗助は彼女がハッキングした防犯カメラのデータを見ていた。

「――あっ!」

そのデータを見た宗助は驚いた。
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