それぞれに色々な事情が有るのは当たり前。
100人居ればその分だけの人生があるのだから。
けれど、その人生の中で仲間と呼べる人を見つけたのなら、どうかとことん付き合ってみて欲しい。
その結果、ずっと一緒にいられるのか、無理なのか。簡単に諦めずに、見極めて欲しい。
そんなことを想った作品でした。
大切だからこそ、の、捉え方が登場人物それぞれの個性で描かれていてとてもキャラの表情が豊かだなぁと感じました。
事件の顛末、次の話へのバトン、まとめ方がドラマのようでワクワクさせてくれます。
ストーリーと現実との曖昧さも魅力の内だと思います。実際にいるバンドや楽曲には、あ!と思う人も多いはず。作者様が好きだと言うのが分かるので、よりお楽しみの要素だと感じました。
ピッキング・カルテットもといベイビー・スターダストが4人の心の居場所なんだと最後は思わせてくれて、心が暖かくなりました。