呪い屋〜呪われし幽霊少女〜

「なんだよこれ…
ってか1とか破るって言ってもどうやって破るんだよ。
それって、本人の意思じゃん。
俺がどうこうじゃないって」

女がいるのも構わず、思わずツッコミを入れる。

「…うまく使えばいいんですよ…
さぁ、そろそろ終わりです」

そう言うと、女は俺の背中を押して、外にでさせようとする。

「…また来てもいいですか?」

そう不安げに聞いた俺に、

「えぇ、これるならいつでも」

そう女は答えた。
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