呪い屋〜呪われし幽霊少女〜

「それでは、これより約束事の説明をさせていただきます」

また機会的な口調に戻った女は、表情が全くない。

なんなんだ、この女は。

「こちらをご覧ください」

そう言い、また別な紙を差し出される。

「1〜5までの約束事があります。
これをしっかりと理解した上で、行動してください。
それでは、また会いましょう」

機械的な口調のままで終了した会話。

かと思いきや、

「気をつけてくださいね…
破れば、あなたに呪い返しがきますよ…」

そう、怪しげに言う。

一枚の紙切れには、たしかに5つのことが書かれている。
< 9 / 167 >

この作品をシェア

pagetop