キミが隣りにいてくれたこと。
第二章
***
「…詩衣花のキャラねぇ~、
守ってあげたくなる、妹キャラかなぁ?」
放課後、4組にいる親友のえりに今日の
昼休みの出来事を報告。
「妹キャラかあ…。
あのね?私がダイキくんがいい、って言っても誰も共感してくれなかったの。」
あんなに女子がいるのに、1人もだよ?
不思議で仕方ない。
「ふ~ん…でも、ライバルが多いよりは
いいんじゃない?
うちのクラスはケイくんがいるけど、
すごい人気だよ。」
確かに、ライバルが多いよりはいいけど。。
「へぇ、すごいね。皆カッコいいもんね…」
「詩衣花さぁ…そんなにダイキくんが好きなら、
私、ケイくんに仲良くなれるようにお願いしてみようか?」
えっーーー