キミが隣りにいてくれたこと。
なんの前振りもなく、綺麗な指が弦を弾きはじめた瞬間、
『今笑って、今を生きて、隣りにキミがいる奇跡を忘れないように…
何冊も記そう、“僕たちのノート…”』
…喉の奥が、とても苦しくなった。
ステージで照れくさそうに、でもとても楽しそうに笑う人。
こんな、みんなを夢中にさせてしまう
バンドのメンバーの1人に、簡単に恋に落ちた私。
好きになったと同時に、『きっと叶わない。』
成就するわけない、と悟った切ない片想いのはじまりだったーー