キミが隣りにいてくれたこと。
「じゃあ~俺の次はベース担当、ダイキ!!」
…ドキッ、
次にマイクを握ったのは、私が一瞬で夢中になった彼。
「ダイキです。ベースやってます。宜しく、」
くしゃっと首の辺りを触ったあと、淡々と話す彼。
思わず、ケイくんが
「短っ!!ごめんね皆、こいつこういうの得意じゃないんで…。
でもダイキはしっかり者で#pencilのリーダーやってくれてます!」
と、フォローを入れる。
ーーダイキくんがリーダーなんだ…
たしかに他の2人より見た目も中身も
落ち着いてる。
「そして…最後は俺!
ボーカルのワタルでーす!!」
一番チャラ…派手に見えるのが、
このワタルくん。
思いっきり校則無視してるでしょ?と
つっこみたくなる明るい茶髪。
なんだろう…
いかにも少女漫画に出てくる『俺、モテますけど?』的なキャラクター。