【短】忘れてしまった記憶
『うぅ...何だ...?
って!咲!目が覚めたのか!!』
そう言って私に抱きついてきた彼
彼は私のことを知っているの?
「えっと...あの...言いづらいんですが...」
そう言ったら彼の顔は一瞬にして曇った
『まさか咲...お前記憶が...』
彼は今にも泣き出しそうな声で言った
『そんなのと言ってる場合じゃねー!
先生呼ばねーと!』
彼は震えた声のままナースコールを押した