誘惑~初めての男は彼氏の父~
・・・。
「水無月和仁(MINAZUKI Kazuhito)・・・」
テーブルについてすぐに、名刺を渡された。
サラリーマンなどが持っているありがちなものではなく、オーダーメイド風の名刺。
名刺の上半分にはどこかの海と思われる風景写真が掲載されていて、名前の下に「Photographer」の表示・・・。
「水無月さんって、写真家なんですか」
私は水無月さんを見た。
そういえば買い物に来る時、いつもスーツにネクタイ姿ではなかった。
サラリーマンの帰宅時間帯で、多くの男性はスーツ姿でコンビニに立ち寄る。
その中でこの人だけはラフな格好で、黒い大きなバッグを肩から抱えていることも。
「テレビ局のクルーの方々かと思っていました」
近場にテレビ局の支部などもあるので、そこの関係者かななどと勝手に想像していたりして。
「まあカメラマンといえば、同じなんだけどね。で、君の名前は」
「私は・・・。あのコンビニでバイトしている、鶴見リエといいます。高校二年生です」
「まだ高校生なんだ。女子大生かと思ったよ」
実年齢より上に見られたことって、あまりない経験だった。
「水無月和仁(MINAZUKI Kazuhito)・・・」
テーブルについてすぐに、名刺を渡された。
サラリーマンなどが持っているありがちなものではなく、オーダーメイド風の名刺。
名刺の上半分にはどこかの海と思われる風景写真が掲載されていて、名前の下に「Photographer」の表示・・・。
「水無月さんって、写真家なんですか」
私は水無月さんを見た。
そういえば買い物に来る時、いつもスーツにネクタイ姿ではなかった。
サラリーマンの帰宅時間帯で、多くの男性はスーツ姿でコンビニに立ち寄る。
その中でこの人だけはラフな格好で、黒い大きなバッグを肩から抱えていることも。
「テレビ局のクルーの方々かと思っていました」
近場にテレビ局の支部などもあるので、そこの関係者かななどと勝手に想像していたりして。
「まあカメラマンといえば、同じなんだけどね。で、君の名前は」
「私は・・・。あのコンビニでバイトしている、鶴見リエといいます。高校二年生です」
「まだ高校生なんだ。女子大生かと思ったよ」
実年齢より上に見られたことって、あまりない経験だった。