誘惑~初めての男は彼氏の父~
「理恵は俺をこんな気持ちにさせた、初めての女性(ひと)だから。・・・絶対大切にする」
佑典の想いがありがたくて、同時に胸が痛い。
誰もが羨む優しくてかっこいい彼氏に、こうして愛されようとしているのに。
この期に及んでも私は、別の男のことを頭の片隅に思い描いている。
それは・・・今私の上にいる彼氏の、父親。
どうしてこのような二股みたいなことをして平気でいられるのだろう。
自分で自分が分からない。
どんなふうに愛されるのか試してみたいからか、それとも・・・。
「優しくするから」
私の本心になど全く気づかず、「初めての経験に怯える私」を安心させようと、佑典は優しくキスをする。
「本当に、理恵が好きだから」
その瞬間、私は右手に握ったままだった脱いだTシャツを、床に落とした。
それを合図に・・・。
・・・。
・・・。
「痛い・・・!」
私は体験したことのないような苦痛のあまり、シーツを強く握りしめた。
佑典の想いがありがたくて、同時に胸が痛い。
誰もが羨む優しくてかっこいい彼氏に、こうして愛されようとしているのに。
この期に及んでも私は、別の男のことを頭の片隅に思い描いている。
それは・・・今私の上にいる彼氏の、父親。
どうしてこのような二股みたいなことをして平気でいられるのだろう。
自分で自分が分からない。
どんなふうに愛されるのか試してみたいからか、それとも・・・。
「優しくするから」
私の本心になど全く気づかず、「初めての経験に怯える私」を安心させようと、佑典は優しくキスをする。
「本当に、理恵が好きだから」
その瞬間、私は右手に握ったままだった脱いだTシャツを、床に落とした。
それを合図に・・・。
・・・。
・・・。
「痛い・・・!」
私は体験したことのないような苦痛のあまり、シーツを強く握りしめた。