誘惑~初めての男は彼氏の父~
「・・・喉が渇いてきた」
運転中に佑典がつぶやいた。
「次にコンビニ見たら、立ち寄りましょう」
しかしこういうときに限って、なかなかコンビニが見当たらない。
積丹半島の駐車場には自動販売機があったから、買いだめしておけばよかったなーと後悔し始めた頃。
佑典が無料パーキングエリアを発見したので、そこに立ち寄ることにした。
そこは長距離ドライバーが、休憩や急速を取るために設けられた場所。
辺りは木々に覆われており、昼間でも仮眠を取るのに適している。
自動販売機が設置されていたので、佑典は早速買いに行った。
私もしばらく座りっぱなしで疲れていたので、車から降りて深呼吸。
木々の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
「はいこれ。理恵の分も」
頼んだわけじゃないのに、佑典が私にお茶のペットボトルを買って来てくれた。
「あ、ありがとう」
今飲んでいるものは、程なく飲み干してしまうくらいしか残っていなかったのでちょうどよかった。
「お金・・・」
代金を支払おうと、バッグを開いたその時、
「お代は不要です」
そうとだけ告げて、そっと唇を重ねてきた。
運転中に佑典がつぶやいた。
「次にコンビニ見たら、立ち寄りましょう」
しかしこういうときに限って、なかなかコンビニが見当たらない。
積丹半島の駐車場には自動販売機があったから、買いだめしておけばよかったなーと後悔し始めた頃。
佑典が無料パーキングエリアを発見したので、そこに立ち寄ることにした。
そこは長距離ドライバーが、休憩や急速を取るために設けられた場所。
辺りは木々に覆われており、昼間でも仮眠を取るのに適している。
自動販売機が設置されていたので、佑典は早速買いに行った。
私もしばらく座りっぱなしで疲れていたので、車から降りて深呼吸。
木々の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
「はいこれ。理恵の分も」
頼んだわけじゃないのに、佑典が私にお茶のペットボトルを買って来てくれた。
「あ、ありがとう」
今飲んでいるものは、程なく飲み干してしまうくらいしか残っていなかったのでちょうどよかった。
「お金・・・」
代金を支払おうと、バッグを開いたその時、
「お代は不要です」
そうとだけ告げて、そっと唇を重ねてきた。